• 現場からの声

私たちの仕事で救われるお客様がいらっしゃるならば、それが私たちにとっての「仕事のやりがい」 〜社員インタビュー 岩崎 健一〜

私たちの仕事で救われるお客様がいらっしゃるならば、それが私たちにとっての「仕事のやりがい」 〜社員インタビュー 岩崎 健一〜

弊社エバーグリーンでは、様々なバックグラウンドを有したスタッフが特殊清掃や家財整理の作業に従事しています。特殊清掃や家財整理の現場は、人様の生活と密接な関わりを持っており、ひとつとして同じものがなく、毎回の作業で様々なことを知ったり、感じたり、学んだりします。

エバーグリーンではどのような人が働き、日々どのようなことを考えているのか。それを知っていただくことも、特殊清掃という仕事について知っていただくことにきっとつながる。そうした想いを込めてスタッフインタビューを行い、コラム記事としてご紹介します。

今回は、2020年9月入社以来、さまざまな現場で経験を豊富に積んできた頼れるスタッフ・岩崎さんのインタビューをご覧ください。

ーー特殊清掃の仕事に就職した理由は?

数年前に私の親族が自殺をしたんです。その時に私も現場に行ったのですが、まだ体液が室内に残っている状況で。特殊清掃の業者に作業を依頼して、私もその場に立ち会ったんです。

当時私は農業の仕事をしていたのですが、世の中にはこういう職業もあるんだなあと感心して。そのことをずっと覚えていて、前の仕事を退職することになった時に、気になっていた特殊清掃の仕事をしたいと思ってエバーグリーンに入社しました。エバーグリーンに入ったのは2020年の9月なので、入社してからは1年3か月ほどになります。

ーー現在の仕事内容について教えてください

一日の仕事の流れをお話すると、まず7時から8時くらいに会社に到着して、9時から作業のための資材の準備を行ない、現場に向かいます。だいたい9時半くらいには現場に到着して作業を始めます。途中、10時と15時に10分くらいの休憩と、それと昼休憩を挟みつつ、15時から16時まで作業をして。会社に戻ってから資材の片付けなどの後始末をして、17時から18時くらいには帰る、という流れです。

エバーグリーンで受注している作業としては、やはり特殊清掃の仕事が最も多いですね。特殊清掃のみのこともあれば、合わせて遺品整理を行なうこともあります。他にも家財整理や空き家整理も多く承っています。それとゴミ屋敷の大掃除というのもエバーグリーンではお請けしていますが、これはケースとしては多くはありません。

養生作業を行う様子

ーーこれまで携わってきた仕事の中で印象に残っていることを教えてください

とあるアパートの2階の部屋で人が亡くなられた現場での特殊清掃作業が、大変さという意味では印象に残っています。

特殊清掃をするにあたって、体液の除去のためにまず部屋の床を解体したのですが、どうやらかなり深くまで入り込んでしまっている感じで。とはいえその時は1階の天井までかなと思ったんです。それで大家さんや1階に住まわれている方に許可をとり解体してみると、天井どころか1階の床にまで到達してしまっていたんです。

1階の方にお話を聞いてみると、実は以前から「変な臭いがするな」とは思っていたものの、大家さんに言うこともなくずっと我慢していたとのことで。私たちが作業に入ったことで「やっぱり…」と思ったそうです。上の階で発生したものが下の階の天井どころか床にまで到達しているものですから、量としてもかなりのものなわけです。ところが体液は天井や壁の内部で浸透していくので、表には見えない。それで変な臭いには気付きつつも、その原因までは確認できないままなんですよね。ここまで影響が大きい現場はそう多くはありませんから、印象に残っています。

ーー孤独死により発生した影響が他の部屋にも及ぶ場合は、そこでの作業も必要になりますか?

そうですね。壁や床を解体して体液を除去して、室内を消臭・消毒するといった作業を、影響のあった部屋でも行なうことになります。ですからこの件でも、1階の方には引っ越しをしていただいた上で作業を行ないました。体液が浸透していたのは部屋の全部ではなく一部ではあったんですけど、3割近くを解体して作業する必要がありましたから。それほどの規模の作業なので、作業日数も6時間×5日間と多くかかりました。

ーーほかにも印象に残っている現場などは?

ゴミ屋敷の現場は印象に残りやすいですが、中でもヨーグルトのゴミが大量に残された現場が印象に残っています。

家主がヨーグルトが大好きだったらしく、室内全体が胸の高さまでヨーグルトの容器で埋め尽くされていたんです。リビングだけではなく風呂場の中、浴槽の中まで。で、もちろん食べた後の容器ではあるんですが、それでも少しはヨーグルトが残るじゃないですか。そういった残りカスが全部発酵してしまって、相当強烈な臭いが発生してしまっていたんです。しかも作業を進めるに従い、下の方の古いヨーグルト容器ゴミが顔を出してくるので、臭いはどんどん強くなっていく。臭いという点では、その現場がとにかく印象に残っています。

ゴミ屋敷清掃を行う様子

ーー別のスタッフに聞いたところ、特殊清掃や家財整理の仕事においては見積もりの作業が難しいとのことでした。見積もり作業に必要な要素は何でしょう?

例えば、処分しなければならないゴミの量を見極めたり、何人でどのくらいの日数、何台の車が必要かを考えたりといった数量的なものを、現場を見てイメージできるようになる必要があります。これは実際に現場に立って考えてみたり、他のスタッフが計算しているのを見ないと分かりませんから、やはり現場での経験がモノを言いますね。

見積もりに必要な要素は現場内での計算以外にもあります。例えば都内の現場だとよくあるのですが、現場までの道が狭かったりしてトラックが入っていけないことがあります。そうした場合には、停められるパーキングを見つけた上で、現場からトラックは人の手でゴミなどを運搬する必要が生じ、必要になるマンパワーや時間といったことも変わってきます。このような現場の特性を考慮しつつ、自分たちが作業をしやすくすることはもちろん、お客様の費用負担をなるべく小さくするという観点からも適切な作業方法を考えて、見積もらなければなりません。

特殊清掃の見積もりの話もすると、人が亡くなられた場所や時期もそうですし、例えば床の材質といった条件でも作業内容は変わってきます。先ほどもお話したとおり、特に体液はどこまで入り込んでしまっているかが分かりづらい。その点もやはり現場での経験の積み重ねが、正確な見積もりには必要になってきますね。

ーー特殊清掃の現場は見た目や臭いなど、普段は経験しないハードな環境も多いです。そういった環境に対しての順応は?

今でも覚えてるんですけど、私が初めて行った現場が、トイレで吐血して亡くなられた方の孤独死現場だったんです。ですから、便器の周りなんかはもう血まみれで大変な状態で。とはいえ、そういった光景は仕事に入る前にYouTube等で見ていましたから、その時は「やっぱりこういう感じなのか」という感覚だったんですけど、その日の夜ですよね。寝ていると、親が殺されてしまう夢を見てしまって。起きたらもう全身が汗びっしょりで。

その時に気付いたのが「臭い」だったんです。要は、現場に漂っていたカビの臭いがまだ鼻に残っていて、それで寝ながらにして凄惨なシーンが夢として連想されたのかなと思ったんです。もちろん特殊清掃の現場はビジュアルもハードなことが多いですが、やはり臭いといった部分も強烈で。それが無意識のうちに印象に残るのだと思います。

ただ、いくつか現場経験を重ねていくうちに、臭いに対しても順応できてきましたし、今はそれよりも「この臭いをどうやって解決しようか」「この現場をどうやって掃除しようか」だけを考えられるようになっています。

火災復旧作業を行う様子

ーー見た目や臭いへの順応以外で、特殊清掃のスタッフに必要となる資質は?

一番、向き不向きが現れるのは「虫」への耐性の有無だと思います。ゴミ屋敷ですとゴキブリがそこらじゅうを駆け回っていますし、特殊清掃だったら蛆虫やハエが大量にわいていますし。見た目や臭いはある程度順応ができますし、作業前にも消臭作業をしたりマスクを装着したりしますから、なんとかなります。でも、虫の発生は避けることができませんから、やはり虫への耐性はどうしても必要になってくると思います。

その点でいえば、エバーグリーンのスタッフには虫に強い人が多いですね。頭にゴキブリが乗っても手でペッと払いのけちゃうおじさんスタッフもいれば、手で握ってポイっと捨てちゃうような女性スタッフもいるので。

ーーエバーグリーンのスタッフとして思う、自社のアピールポイントは?

ひとつは、作業のスピード感です。見積もりの翌日から作業を行なったりなど。こういった作業はやはり「すぐに対応してほしい!」というニーズが強いですから、お客様のご要望に応じてできる限りのスピード対応をするようにしています。

それとこれはエバーグリーンでは、ワンストップでの対応というのも強みとして持っています。要は、特殊清掃からゴミの処理、そして室内のリフォームまでを一環して対応できるので、例えばアパートの管理人のお客様の立場からは、ひとまず弊社にお任せいただければ別の新しい住人が入れる状態にまで原状回復できるという。このことは弊社の強みとして、ぜひアピールしたいところです。

水害復旧作業を行う様子

ーー最後に、特殊清掃のスタッフとしてみなさまにお伝えしたいメッセージがあれば

私たちのやっている仕事がない社会、孤独死というものが無い社会というのが本当は理想的なんです。でも現実として孤独死があり、しかも年々増えているという状況の中においては、身近な人物などの孤独死によりお困りになられている、悲しまれている方も増えているのが現状で。ただ、そうした中で私たちのような仕事ができる会社があることで、救われている遺族の方やお客様がいらっしゃるのであれば、それはやはり私たちにとっては「仕事のやりがい」にもなります。

理想でいえば無い方が良いけど、現実としては多くの方を救えている。こうしたアンビバレントさは、なかなか他の仕事にはない特殊性なのかなと思いますし、もしお困りの方がいれば、ぜひ弊社のような業者にお任せいただければ嬉しいです。

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