大掃除をしたいけど自分でやるのは面倒、ごみ屋敷を片付けなきゃいけないけど自力では難しそう、親族が亡くなったので部屋の掃除や整理を任せたい。片付け・整理業者に寄せられるお客様の要望は様々ですが、「片付け・整理業者」を検索するとたくさんの業者が出てきて、どの業者にお願いすればよいか分からない!という声をよくお聞きします。
特にここ数年で業者の数は急増しており、インターネット上には「即日対応」「業界最安値」などを謳った業者が溢れています。しかしその中には、必要な許可を持たない業者や、不当に高額な請求をしてくる悪質な業者も混在しています。被害を防ぐためにも、業者の選び方について正しい知識を持っておくことが大切です。
そこで今回は、片付け・整理・清掃業者の選び方について、ポイントをまとめながら分かりやすく解説します。
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片付け・整理・清掃業者の種類は「作業内容」と「所持している許認可」で分けられる!
片付け・整理・清掃業者を選ぶ際にまず知っておいていただきたいのが、業者の種類は「作業内容」により分けられるということです。業者の種類について理解していただくと、自分が必要としている作業にきちんと対応してくれる業者を選びやすくなります。
業者が行なう作業は、大きく分けて2つあります。1つが「不要物を片付ける」、そしてもう1つが「掃除をする」です。これらの作業についてさらに細かく見ていくと、以下の4つの作業に分けることができます。
• ①必要な物と不要物を仕分ける
• ②不要物を回収するor買い取る
• ③通常の範囲での清掃をする
• ④特殊な機材等を使って清掃をする(いわゆる「特殊清掃」)
片付け・整理・清掃業者が行なう作業はこのように分けることができますが、さらにここで重要なのが、これらの作業の中には「行政による許認可」が必要なものもある、という点です。作業内容と合わせて、より詳しくご説明していきましょう。
まず下表で、作業の種類と必要な許可・資格の関係を整理しておきましょう。
| 作業内容 | 必要な許可・資格 | ポイント |
|---|---|---|
| ①仕分け・片付け | 許認可不要 | スキル・ノウハウ・実績を確認する |
| ②不要物の回収 | 一般廃棄物収集運搬許可(必須) | 許可なし業者への依頼は不法投棄リスクあり |
| ②不要物の買取 | 古物商許可(必須) | 許可証の提示を求めると安心 |
| ③通常清掃 | 建築物清掃業(登録制、任意) | 登録業者の方がより信頼性が高い |
| ④特殊清掃 | 個別作業に応じた許可・資格(解体業、OST脱臭技術者など) | 特殊清掃自体の許認可はないが、実施に必要な個別資格を確認する |
①必要な物と不要物を仕分ける
例えば、物が多くて散らかってしまっているのを整理整頓したい、あるいは親族が亡くなった後にのこった大量の物を必要な物と不要物に仕分けたい、といった場合には、物の仕分けや片づけを専門的に行なう業者に依頼すると、話をスムーズに進められます。
必要な物と不要物を仕分ける作業については、基本的には行政による許認可は必要ありません。そのため業者を探す際には、きちんとしたスキルやノウハウを持っているか、どのような作業実績を有しているかなどを、よく確かめることが重要になります。
近年は「整理収納アドバイザー」や「遺品整理士」などの民間資格を保有するスタッフが在籍している業者も増えています。こうした資格の有無も、業者の信頼性を判断する参考になります。
②不要物を回収するor買い取る
自力で整理整頓するなどした場合に発生した不要物をどうにかしてほしい場合には、不要物の回収や買い取りを専門に行う業者に頼む必要があります。ここで重要なのが、不要物の「回収」には「一般廃棄物収集運搬許可」が、「買い取り」には「古物商許可」という行政からの許可がそれぞれ必要、という点です。
特にご注意いただきたいのが、ごみの回収です。きちんとした業者がごみの回収を行なう際には、業者自身がこの許可を得ているか、もしくは許可を持つ別の業者にごみの「回収」のみ依頼する方法をとります。一方で悪質な業者の場合、このような適正な処置をせずに不法投棄を行なったりします。ところが不法投棄が発覚した場合、実は業者だけではなく、ごみの元々の持ち主も罰則を受ける可能性もあるのです。ごみの回収を業者に依頼する際には、許可の所持も含め「どのように処分するのか」を必ず尋ねるようにしてください。
「一般廃棄物収集運搬許可」は市区町村ごとに発行されるため、業者がお住まいの地域での許可を持っているかどうかを確認することが重要です。複数の市区町村にまたがる場合は、それぞれの許可が必要になります。業者のホームページや許可証の提示で確認しましょう。
③通常の範囲での清掃をする
不要物(ごみ)を処分するだけでなく、部屋や家の中を清掃してもらいたい場合には、清掃作業を請け負っている業者に依頼する必要があります。清掃作業についても「建築物清掃業」という登録制度がありますが、こちらは先述の不要物の回収や買い取りの許可のように、「無ければ事業を行なうことができない」ものではありません。
とはいえ、きちんとした知識やノウハウを持った業者に依頼したい場合には、「建築物清掃業」として登録している業者を選んだ方がより確実でしょう。
ハウスクリーニングに特化した業者と、ゴミ屋敷・特殊清掃などに対応できる業者は異なります。依頼内容に合った専門性を持つ業者を選ぶことが重要です。例えば、通常のハウスクリーニング業者に孤独死後の部屋の清掃を依頼しても、専門的な消臭・除菌・解体作業には対応できないケースがほとんどです。
④特殊な機材等を使って清掃をする(いわゆる「特殊清掃」)
例えば、水害などによる浸水被害を被った場合、火災が発生し室内や荷物等が焼けてしまった場合、あるいは住人が孤立死・孤独死するなどし、遺体の腐敗などによりダメージを受けた室内等を清掃したい場合など。通常の範囲では間に合わないような清掃(いわゆる「特殊清掃」)を依頼したい場合には、そのための特殊な機材を所有し、さらに知識やノウハウ、実績も十分に保持している業者を選ぶことが重要です。
ところが実は、こういった特殊清掃そのものについては、特に許認可等が存在しません。そのことが、特殊清掃で必要になるはずの作業をしないような悪質な業者を大量発生させている要因にもなっていたりします。そのため、特に特殊清掃については、ウェブサイトなどをよく確認し、技術や実績を確かに有しているかを見極める必要があります。
特殊清掃業者の数はここ数年で急増しており、中には「消毒剤を撒くだけ」「表面を拭くだけ」で施工完了とする不十分な業者も存在します。孤独死や水害など深刻なケースでは、こうした不十分な施工がニオイの再発や二次被害につながることがあるため、業者選びは特に慎重に行う必要があります。
悪質な業者に騙されないための「見極め方」
続いて、悪質な業者に騙されずにきちんとした業者に依頼するためには、どのような点に注意すれば良いのでしょうか?ここでは見極め方のポイントをお伝えいたします。
ポイント1.作業に必要な行政の許可等を持っているか
まず重要なポイントが、作業に必要な行政の許可等を持っているか、という点です。先ほどまでご紹介してきた不用品の回収や買い取りの許可や、「建築物清掃業」としての登録などは、しっかりと確認するようにしましょう。
また、特殊清掃については「特殊清掃そのものについては許認可が存在しない」とご説明しましたが、実は、特殊清掃をきちんと遂行するために必要な「個々の作業」については、それぞれ許認可や民間の資格が存在します。
例えば、火災現場を清掃する場合、建物の一部を解体する作業が必要になることがあります。その場合には「解体業」という許可が必要です。すなわち、「火災現場復旧」という資格は存在しない一方で、きちんとした「火災現場復旧」を行なうためには「解体業」の許可が必須、ということになります。
他にも、浸水した家屋での水(下水)によるダメージや、孤独死などが発生した現場での遺体の腐敗等によるダメージに対しては、「見た目」だけではなく「除菌」や「脱臭」といった作業も必要になります。こういった作業については、「OST脱臭技術者」や「脱臭マイスター」などといった民間資格が存在するので、それらを持っていることが業者を選ぶ基準になります。
業者のホームページには、取得している許可・資格の一覧を掲載している業者が多くあります。一覧の記載がない業者には、問い合わせ時に「どのような許可・資格を保有していますか?」と直接確認するのが確実です。口頭で「持っている」と言うだけでなく、許可証番号や資格証の提示を求めることもできます。
ポイント2.部屋の状態を確認する前に「見積もり」を提示してきたか
一言で「片付け・整理」作業といっても、その作業内容は部屋や家屋の大きさ、対応する不要物の量、部屋や家屋へのダメージの量や内容などにより、必要となる作業内容や人員、機材が大きく変わってきます。そのため、お客様に「見積もり」を正確にご提示するためには、そういった部屋の状態について業者自身の目で確かめるか、電話等を通じて細かに把握することが必要不可欠です。
よって、そういった事前の確認をする前に「見積もり」を提示してくるような業者は要注意です。そのような業者は、本来必要なはずの作業を省略したり、後から言葉巧みに理由を付けて料金を釣り上げるなど、悪質な行為を行なってくる可能性があります。
きちんとした業者を選ぶためには、「見積もりを出す前にきちんと部屋の状態を確認する」かどうかを、基準の一つとして活用すると良いでしょう。
最近はLINEやメールで写真・動画を送ることで概算見積もりを提示してくれる業者も増えています。これ自体は悪いことではありませんが、概算はあくまでも参考値です。正確な見積もりは現地確認後に提示されるものであることを念頭に置き、「現地確認なしの金額が最終価格」とする業者には注意が必要です。
ポイント3.ノウハウや作業実績をきちんと確かめられるか
もう一つ重要なポイントが、ノウハウや作業実績をきちんと確かめることです。そのためには、業者のウェブサイトなどをよく確認し、その業者独自のノウハウや作業実績についてきちんと記されているかを見てみてください。
特に作業実績は、きちんとした作業を行なっている業者でなければ載せられないものです。例えばウェブサイト内の作業内容に関する紹介ページや、ブログ記事などを見て「その業者が実際に作業を行なっている様子」などが掲載されているかをチェックしてみましょう。
なお、弊社エバーグリーンでは、主に特殊清掃について、作業事例をご紹介する記事をウェブサイト内で公開しております。よろしければこちらも是非、参考にしてみてください。
Googleマップのクチコミや、くらしのマーケット・エキテンなどのレビューサービスも、業者の評判を調べる上で参考になります。ただし、自作自演のレビューが投稿されているケースもあるため、評価の数・内容・返信の姿勢なども合わせて総合的に判断するようにしましょう。
ポイント4.契約書・作業内容の書面を発行してくれるか
信頼できる業者かどうかを見極めるもう一つの重要な指標が、契約書や作業内容の書面を発行してくれるかどうかです。口頭だけの約束では、後から「言った・言わない」のトラブルになりやすいです。
見積書・作業内容の明細・追加料金が発生する条件・キャンセルポリシーなどが書面で明示されているかを必ず確認しましょう。「面倒だから書面は不要」と言う業者や、サインを急かしてくる業者は要注意です。作業完了後に追加料金を請求されるトラブルは、この書面の不備から発生するケースがほとんどです。
ポイント5.突然の訪問販売・電話勧誘には応じない
「近くで作業していたのでついでにいかがですか」「今なら特別割引があります」といった突然の訪問販売や、電話での強引な勧誘には応じないようにしましょう。
信頼できる業者は、お客様が十分に検討・比較する時間を尊重します。「今すぐ決めてください」「今日しかこの価格は出せません」などと急かす業者は、悪質業者の典型的な手口です。一度断っても再度押しかけてくる場合は、消費者庁や消費生活センターに相談することをお勧めします。
片付け・清掃作業のご相談は、エバーグリーンまでお申し付けください
今回は、片付け・整理業者の選び方について、ポイントをまとめながら解説してきました。
エバーグリーンは、ごみの回収や買い取り、清掃、特殊清掃に必要な各種許可や資格等を有しており、荷物の整理・整頓から大量の不要物の処理、各種特殊清掃に至るまで、様々な片付け・清掃作業を承っております。
見積もりは無料、年中無休・24時間受付けています。お電話のほかLINEやメールでもご相談を承っておりますので、まずはお気軽にご連絡ください。現地確認後に正確な見積もりを提示させていただき、ご納得いただいてから作業を進めますのでご安心ください。
片付け・清掃作業についてお悩みの方はぜひ、エバーグリーンまでご相談ください。
この記事について
大邑政勝
- 家財整理専門会社エバーグリーン 代表
- 一般社団法人 家財整理相談窓口 理事
- 一般社団法人 日本特殊清掃隊 理事
特殊清掃、遺品整理、火災現場復旧など10年にわたる現場経験と多種の資格を有し、豊富なノウハウで顧客第一のサービスの提供に努める。






