孤独死の現場では、通常の清掃とは異なり「汚れの除去」ではなく「汚染の除去」が必要になります。
実際には以下のような問題が発生しています。
- 体液が床下や壁内部まで浸透
- 強烈な腐敗臭(死臭)が発生
- 害虫(ウジ・ハエ)が大量発生
- 細菌・ウイルスによる感染リスク
このため、一般的なハウスクリーニングでは対応できず、専門的な技術・薬剤・解体作業が必要になります。
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・特殊清掃:汚染除去・徹底消臭で原状回復へ
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Contents
原状回復までの全体の流れ
孤独死現場の原状回復は以下の順番で進めます。
- 初期対応(応急処置)
- 遺品整理
- 特殊清掃
- リフォーム
この順番を順番を間違えると「臭い戻り=やり直し=費用倍」になります。
関連記事:孤独死のご遺体を発見したらどうする?対応の流れ・諸費用・特殊清掃まで解説するのか解説
初期対応(応急処置)の作業内容と費用
なぜ初期対応が必要なのか
孤独死現場では、発見が遅れると
・臭いが外まで漏れる
・近隣クレーム
・害虫が拡散
特に集合住宅では深刻な問題になります。初期対応は「完全消臭」ではなく、一時的に環境を落ち着かせる作業です。
作業内容
・体液の表面除去
・簡易消臭(一次消臭)
・害虫の抑制
・臭気の封じ込め(あくまで「応急処置」であり完全消臭ではない)
初期対応は「遺族が安全に入室できる状態を作るための作業」
費用目安
約8万円〜10万円
例:
・初期対応 78,300円
・諸経費 10,000円
合計:約95,000円
関連記事:故人が大切にされていたご遺品や孤独死が起きてしまったお部屋のご供養承ります
遺品整理の作業内容と費用
なぜ先にやる必要があるのか
理由は3つあります。
① 臭いの再付着を防ぐ
② 汚染範囲を正確に把握する
③ 消臭効果を最大化する
家財がある状態では「どこまで腐敗液が広がっているか分からない」
作業内容
- 家具・家電の撤去
- 貴重品の仕分け
- リサイクル・買取
- 廃棄物処理
費用例
2DKの場合:
・作業費 175,000円
・作業費 175,000円
・買取値引き △18,000円
・諸経費 20,000円
合計:約17万円(※別途 廃棄費 約4万円)
関連記事:孤独死が起きた部屋の死臭を特殊清掃業者がどうやって除去するのか解説
特殊清掃の作業内容と費用
重要ポイント
孤独死現場では体液が1滴でも残ると臭いは再発します。
<作業内容>
- 腐敗体液の除去
- 床・壁の解体
- オゾン脱臭
- 薬剤処理
※消臭の7〜8割は清掃段階で決まります
<費用例>
・特殊清掃 120,000円
・オゾン脱臭 100,000円
・薬剤 10,000円
・塗装 10,000円
合計:約31万円
リフォーム(原状回復)の費用
作業内容
・クロス張替え
・床施工
・畳交換
・下地補修
費用例
・クロス工事 65,000円
・床施工 20,000円
・畳 35,000円
合計:約28万円
原状回復の総額目安
2DKの場合:
・初期対応:約10万円
・遺品整理:約20万円
・特殊清掃:約30万円
・リフォーム:約30万円
👉 合計:約90万円前後
費用で失敗する人の特徴
・安さだけで選ぶ
・見積もりが不透明
👉 結果:やり直しで費用倍になるケースが多い
失敗しない業者の選び方
・見積もりの透明性
・消臭技術
・アフター対応
・ワンストップ対応
まとめ
孤独死の原状回復は以下の4工程で構成されます。
- 初期対応
- 遺品整理
- 特殊清掃
- リフォーム
費用の目安は約90万円前後ですが、重要なのは「再発しない施工」です。
業者選びは
- 実績
- 技術
- 説明の明確さ
この3つを基準に選ぶことが重要です。

この記事について
大邑政勝
- 家財整理専門会社エバーグリーン 代表
- 一般社団法人 家財整理相談窓口 理事
- 一般社団法人 日本特殊清掃隊 理事
特殊清掃、遺品整理、火災現場復旧など10年にわたる現場経験と多種の資格を有し、豊富なノウハウで顧客第一のサービスの提供に努める。






