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徹底消臭・原状回復を行うために、特殊清掃で汚染箇所の解体や除去後のリフォーム作業が必要な理由

徹底消臭・原状回復を行うために、特殊清掃で汚染箇所の解体や除去後のリフォーム作業が必要な理由

孤独死で亡くなられてしまったお部屋の清掃をし、原状回復を行うには、見た目の清掃の他にご遺体から流れ出た腐敗した体液のニオイを完全に消さなければなりません。

表面的な清掃を行っただけでは、施工後にニオイが消えたと思っていても、床材などに染み込んだ腐敗した体液から再びニオイがぶり返してしまいトラブルのもととなっています。今回は様々な箇所に染み込んでしまったニオイのもとの除去作業の内容や必要性について解説したいと思います。

近年、孤独死の増加とともに特殊清掃の需要も高まっています。しかし「消臭剤を撒くだけ」「表面を拭くだけ」で済ませる不十分な施工をする業者も存在し、施工後にニオイが再発してトラブルになるケースが後を絶ちません。正しい特殊清掃がどのような工程を経るのかを理解していただくことで、適切な業者選びの判断基準にしていただければと思います。

なぜ表面的な清掃だけでは不十分なのか

腐敗した体液(血液・体液・腐敗液)は、時間が経つにつれて床材・壁材・下地材へと深く浸透していきます。液体は重力に従って下方向へ広がるため、畳やフローリングの表面を清掃しても、その下の下地板やコンクリート基礎まで汚染が及んでいることがほとんどです。

腐敗臭の原因物質(アンモニア・硫化水素・インドールなど)は非常に揮発性が高く、素材の内部に定着すると、表面に消臭剤を塗布しても内側から臭気が揮発し続けます。これが「ニオイのぶり返し」と呼ばれる現象で、表面清掃のみで施工を終えた場合に高頻度で発生します。

また、腐敗した体液には多量の細菌が含まれており、適切に除去・消毒されないままにしておくと、カビの温床になったり、残留した病原菌が再汚染の原因となる場合もあります。こうした理由から、特殊清掃では「汚染箇所の解体・除去」→「消毒・消臭」→「リフォーム(原状回復)」という一連の工程が不可欠です。

畳・フローリングなどの張り替え

孤独死されてから発見まで日数が経ってしまった部屋では、畳やフローリングの下地板や床下コンクリート面まで体液が流れて行ってしまっている事もあります。その様な部屋は体液で畳やフローリングが汚染され、使える状態ではありません。畳は取りかえれば新しい物と交換ができますが、フローリングは張り替えないと使い物になりません。

発見までの日数が長くなるほど、体液の浸透範囲は広くなります。夏場など気温が高い時期は腐敗の進行が特に早く、数日間で下地材や床下コンクリートにまで体液が達するケースも珍しくありません。こうした場合、単に畳やフローリング材を交換するだけでは不十分で、汚染された下地板ごと解体・撤去する必要があります。

体液で汚染された布団や畳を剥がしてみると、床下地まで体液が染み込んでしまっている場合があります。その様な状態では臭いを消すことが出来ないので床板を剥がします。床板を剥がしてみると見えない箇所まで汚染されていることが分かります。

このような状況では、肉眼で確認できる汚染範囲だけでなく、その周辺の「見えない汚染」まで含めて解体・除去する判断が必要です。専門業者は、ブラックライト(UV照射)などの特殊機材を使って体液の浸透範囲を可視化し、除去すべき範囲を正確に特定します。

このような状態になると消臭剤を散布した程度では臭いを消すことは出来ません。リフォームをして汚染箇所を除去し、新しい柱や添木をし床板を新たに貼る事になります。また、臭いが壁紙に染み付いているときには壁紙も全て剥がして張り替える事になります。

床板の張り替え後には、新しい板材に防腐・防カビ処理を施した上で、オゾン燻蒸などによる仕上げ消臭を行います。これにより、解体・清掃後のニオイの再発を防ぎ、長期にわたって清潔な状態を維持することができます。

壁紙・天井の張り替えや汚染物の撤去

臭いは汚染物の有った床面だけでなく空気中にも広がります。壁や天井の壁紙、カーテンや衣類等の布、家電やタンスにも臭いは付着してしまいます。カーテンや衣類は取り除けば良いですし、家電やタンス等の動かせるものは外に搬出してしまえば大丈夫です。

しかし、壁紙は動かすことは出来ません。臭いの状態にもよりますが、消臭剤やオゾン脱臭機で臭いを消すことが出来ますが、染み付いてしまった臭いを完全除去するには壁紙を剥がすのが一番効率的です。消臭剤やオゾン脱臭機を使って6畳間を1週間の作業を行うと、人件費や材料費だけで10万円以上になってしまいますが、壁紙の張替では5万円程度でできますし、作業日数の1日も有れば終わってしまいます。費用的にも時間的にもお客さんの負担は軽くなるのです。(※費用は部屋の状態・面積・使用材料によって変動します。現地お見積もりにてご確認ください。)

壁紙を剥がす際には、下地(石膏ボードや木下地)への汚染の有無も確認します。臭気が下地まで浸透している場合は、下地材ごと交換する必要があります。また、天井や壁の一部だけでなく、部屋全体の壁紙を一括で張り替えることで、色ムラなく均一に仕上げることができます。

部位別の汚染対応方針

特殊清掃における各部位の汚染状況と対応方針を以下にまとめます。現場の状態によって対応が異なりますが、基本的な判断の目安としてご参照ください。

部位汚染の広がり方対応方針
表面から下地・床下へ浸透畳の撤去→下地板の汚染確認→必要に応じて下地板も解体・交換
フローリング板の継ぎ目から下地まで浸透フローリング材の剥がし→下地板の交換→新規フローリング張り
壁紙空気中の臭気成分が付着・吸着壁紙の全面剥がし→下地確認→新規壁紙張り替え
天井気化した臭気成分が天井面に付着状況に応じて壁紙張り替えまたはオゾン燻蒸で対応
カーテン・布類繊維に臭気が吸着全て撤去・廃棄(洗濯での臭い除去は困難)
家電・家具表面への臭気付着搬出後に屋外でオゾン処理または廃棄

エバーグリーンにお任せください

賃貸物件では原状復帰してからの返還を求められます。リフォームが必要な場合には提携している内装工事会社が行います。床の張替えから壁紙の張替えまでエバーグリーンにお任せください。

また、リフォーム後のハウスクリーニングもお任せください。清掃のプロスタッフがお部屋を綺麗に仕上げます。大家さんにお部屋を引き渡すときは完璧に仕上げてお返しすることが出来ます

特殊清掃から解体・リフォーム・ハウスクリーニングまでを一社で対応できるため、複数の業者に依頼する手間がなく、工程間の連携がスムーズです。また、作業内容や費用について事前に書面でご説明し、ご納得いただいた上で作業を進めますので、ご安心してお任せいただけます。

見積もりは無料、年中無休・24時間受付けています。LINEやメールでのお問い合わせにも対応しておりますので、突然の状況でもまずはお気軽にご連絡ください。

大邑政勝

この記事について

監修

大邑政勝

  • 家財整理専門会社エバーグリーン 代表
  • 一般社団法人 家財整理相談窓口 理事
  • 一般社団法人 日本特殊清掃隊 理事

特殊清掃、遺品整理、火災現場復旧など10年にわたる現場経験と多種の資格を有し、豊富なノウハウで顧客第一のサービスの提供に努める。

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