• 遺品整理

遺品整理を安くする方法10選|費用相場の目安・節約テクニック・格安業者の注意点まで徹底解説

遺品整理を安くする方法10選|費用相場の目安・節約テクニック・格安業者の注意点まで徹底解説

葬儀を終えた後、次に待ち受けているのが遺品整理です。業者に依頼するとなると、1Kの部屋でも3万円から8万円、3LDK以上の一軒家なら15万円から50万円以上かかることも珍しくありません。葬儀費用に加えてさらなる出費が重なり、「少しでも遺品整理を安くする方法はないのか」と考える方は非常に多くいらっしゃいます。

結論から言えば、遺品整理を安くする方法はいくつもあります。事前の自力片付け、相見積もり、遺品の買取活用、時期の調整、スケジュールの柔軟な対応など、工夫次第で費用を20〜30%程度削減できるケースもあります。

ただし、安さだけを追い求めると、作業品質が低い業者や悪徳業者に当たってしまうリスクもあります。大切なのは、費用を抑えながらも信頼できる業者に依頼することです。本記事では、遺品整理を安くする方法を10の具体的なテクニックに整理し、費用の相場、格安業者を選ぶ際の注意点まで網羅的に解説いたします。

まず知っておきたい遺品整理の費用相場

遺品整理を安くする方法を考える前に、そもそもの相場感を把握しておきましょう。相場を知らなければ、見積もり金額が高いのか安いのか判断できません。

  • 1R〜1K:3万円〜8万円(作業人数1〜2人・作業時間1〜3時間)
  • 1DK〜1LDK:5万円〜15万円(作業人数2〜3人・作業時間2〜4時間)
  • 2DK〜2LDK:9万円〜25万円(作業人数3〜5人・作業時間3〜6時間)
  • 3DK〜3LDK:15万円〜50万円(作業人数4〜7人・作業時間5〜8時間)
  • 4LDK以上・一軒家:22万円〜85万円以上(作業人数5〜8人以上・作業時間1〜2日)

費用は荷物の量、建物の構造、搬出条件、特殊清掃の有無、処分品の種類によって大きく変動します。この相場を頭に入れた上で、以下の方法を活用して費用を抑えていきましょう。

遺品整理を安くする方法10選

方法1:事前に自分で不用品を処分する

遺品整理を安くする方法として最も効果的なのが、業者に依頼する前に自分でできる範囲の不用品を処分しておくことです。業者の費用は搬出する荷物の量に大きく左右されるため、事前に処分しておくだけで見積もり金額が大幅に下がることがあります。

最も安上がりなのは、自治体の一般ゴミ収集日に合わせて燃えるゴミや資源ゴミとして出す方法です。衣類、書籍、雑誌、新聞紙、布団、ペットボトルなどは自治体のゴミ収集で無料もしくは安価に処分できます。粗大ゴミは自治体に回収を申し込めば、数百円から数千円で処分可能です。

さらに費用を抑えたい場合は、自治体が運営するクリーンセンター(廃棄物処理施設)に直接持ち込む方法もあります。車が必要ですが、回収を待つよりも安く、大量に処分できるメリットがあります。

方法2:複数の業者から相見積もりを取る

遺品整理を安くする方法の基本中の基本が、複数業者からの相見積もりです。同じ作業内容でも、業者によって見積もり金額に数万円から10万円以上の差が出ることは珍しくありません。最低でも2〜3社、できれば3〜4社から訪問見積もりを取りましょう。

相見積もりを取っていることを業者に伝えることで、適正な価格を提示してもらいやすくなります。ただし、最安値だけで業者を選ぶのは危険です。作業品質やアフターフォロー、口コミ評価も含めて総合的に判断してください。

方法3:遺品の買取サービスを活用する

遺品の中にブランド品、貴金属、骨董品、状態の良い家具や家電、絵画、着物、楽器などがあれば、買取対応の業者に依頼することで買取金額を作業費から差し引いてもらえます。

「そんな価値のあるものはないだろう」と思いがちですが、古い家具や食器、レコード、古銭、切手コレクションなどは意外と高額で買い取ってもらえることがあります。遺品整理と買取をワンストップで対応できる業者に依頼すれば、手間も省けて一石二鳥です。

方法4:繁忙期や週末を避けて依頼する

遺品整理業者にも繁忙期があり、3月から4月の引っ越しシーズンや、大型連休前後、年末年始は料金が割高になる傾向があります。また、土日祝日は依頼が集中するため、平日に比べて費用が高くなる業者もあります。

急ぎでない場合は、閑散期を狙って依頼することで費用を抑えられる可能性があります。業者に「費用が安くなる日程はありますか」と直接尋ねてみるのも有効です。

方法5:スケジュールに余裕を持たせて業者都合に合わせる

作業日を「この日にお願いします」と指定するよりも、「来月末までに完了してくれればいつでも構いません」というように業者の都合に合わせると、値引き交渉に応じてもらいやすくなります。業者にとっては空いている日に作業を入れられるため、効率が上がりその分を価格に反映してくれることがあるのです。

この方法は特に、遠方に住んでいて立ち会いが難しい場合にも有効です。業者に鍵を預けて作業を任せ、完了後に確認する流れで進められます。

方法6:フリマアプリやリサイクルショップを活用する

業者に買取を依頼する以外にも、自分でフリマアプリ(メルカリ、ラクマなど)やオークションサイト(ヤフオクなど)に出品して売却する方法があります。業者の買取価格よりも高く売れることが多く、遺品整理の費用に充てることができます。

ただし、出品や発送の手間がかかるため、時間に余裕がある場合に向いている方法です。すべてをフリマアプリで売るのは現実的ではないので、高額で売れそうなものだけ出品し、残りは業者に任せるという使い分けがおすすめです。

方法7:自治体の補助金・助成制度を活用する

遺品整理そのものを対象とした補助金は全国的には少ないものの、「空き家の片付け」という名目で家財処分の補助金を設けている自治体があります。空き家バンクに物件を登録することが条件となる場合が多いですが、5万円から20万円程度の補助を受けられるケースもあります。

また、社会福祉協議会が運営する生活福祉資金貸付制度(緊急小口資金など)も、遺品整理費用に充てられる場合があります。お住まいの自治体の窓口に問い合わせてみましょう。

方法8:火災保険を確認する

故人が加入していた火災保険に「残存物取片づけ費用」の特約が含まれている場合、災害によって発生した遺品やゴミの片付け費用が保険でカバーされることがあります。また、賃貸物件で孤独死が発生した場合は、孤独死特約付きの少額短期保険で特殊清掃や原状回復費用が補償されるケースもあります。

保険証券や契約内容を確認し、該当する特約がないかチェックしてみてください。

方法9:故人の預貯金の仮払い制度を利用する

民法改正により、各相続人は故人の銀行口座から法定相続分の3分の1まで(上限150万円)を、他の相続人の同意なしに仮払いとして引き出すことが可能です。この制度を利用して、遺品整理の費用に充てることができます。

手続きには戸籍謄本や本人確認書類が必要ですが、手元に資金がない場合は非常に有効な方法です。詳しくは金融機関の窓口に相談しましょう。

方法10:一部を自力で行い、残りを業者に依頼する

すべてを自力で行うか、すべてを業者に任せるかの二択ではなく、両者を組み合わせる「ハイブリッド方式」が、費用と労力のバランスを取る上で最も現実的な方法です。

たとえば、仕分けや貴重品の捜索は自分たちで行い、大型家具の搬出や不用品の処分、ハウスクリーニングは業者に依頼するという分担方法です。業者に依頼する作業範囲を絞ることで、見積もり金額を大幅に下げることができます。

遺品整理を安くする方法を探す際の注意点

費用を安く抑えたい気持ちは当然ですが、「安さ」だけを追い求めると思わぬトラブルに巻き込まれることがあります。格安業者を選ぶ際は、以下の点に注意してください。

極端に安い見積もりには裏がある

相場よりも極端に安い金額を提示する業者は、作業中に追加料金を請求したり、作業品質が極めて低かったりするケースがあります。「安い見積もりで契約させ、後から高額請求する」のは悪徳業者の常套手段です。

見積もり金額が相場の半額以下だった場合は、なぜその金額で対応できるのかを業者に確認しましょう。明確な説明がない場合は、別の業者を検討するのが賢明です。

見積書に「一式」としか書かれていない業者は避ける

見積書の内訳が不明確な業者は、追加料金の温床です。何にいくらかかるのかが項目ごとに記載されている見積書を出してくれる業者を選びましょう。「見積もり後の追加請求なし」を書面で保証してくれる業者が最も安心です。

安さの代わりに失うもの

費用を抑えることに意識が向きすぎると、遺品を雑に扱われたり、貴重品を見落とされたり、不法投棄に巻き込まれたりするリスクが高まります。遺品整理士の資格の有無、一般廃棄物収集運搬業の許可、施工実績、口コミ評価なども必ず確認し、「安さ」と「信頼性」のバランスを取りましょう。

遺品整理を安くしても安心できる業者の選び方

問見積もりを無料で行っているか

電話やメールだけで契約を進めようとする業者は、当日の追加料金リスクが高いです。現場を直接確認した上で正確な見積もりを出してくれる業者を選びましょう。

口コミ・施工事例が充実しているか

Googleの口コミや第三者サイトでの評価、ホームページ上の施工事例を確認することで、業者の実力を客観的に判断できます。実績が豊富な業者は、さまざまなケースに対応してきたノウハウがあるため、安くても品質が安定していることが多いです。

買取やワンストップ対応ができるか

遺品の買取、ハウスクリーニング、供養の手配、簡易リフォームまでワンストップで対応できる業者であれば、複数の業者に別々に依頼する手間とコストを省けます。結果的に、トータルの費用を安くすることにもつながります。

まとめ

遺品整理を安くする方法は、大きく分けて「自分でできる範囲を減らす」「業者選びを工夫する」「公的制度や保険を活用する」の3つのアプローチがあります。

具体的には、事前の自力片付け、相見積もり、遺品の買取活用、繁忙期・週末の回避、スケジュールの柔軟化、フリマアプリの活用、自治体の補助金、火災保険の確認、故人の預貯金の仮払い、そして一部自力・一部業者のハイブリッド方式という10の方法を組み合わせることで、費用を大幅に抑えることが可能です。

ただし、安さだけを追い求めると悪徳業者に当たるリスクが高まります。遺品整理士の資格、見積書の透明性、口コミ評価、許可証の有無などを確認した上で、費用と品質のバランスが取れた信頼できる業者を選びましょう。大切な家族の遺品を丁寧に扱ってくれる業者に、納得のいく費用で依頼することが、後悔のない遺品整理への近道です。

関連記事

遺品整理の費用や業者選びに関連するコラムもぜひご参照ください。

大邑政勝

この記事について

監修

大邑政勝

  • 家財整理専門会社エバーグリーン 代表
  • 一般社団法人 家財整理相談窓口 理事
  • 一般社団法人 日本特殊清掃隊 理事

特殊清掃、遺品整理、火災現場復旧など10年にわたる現場経験と多種の資格を有し、豊富なノウハウで顧客第一のサービスの提供に努める。

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連するコラム

365日 年中無休

相談・見積り無料

関東全域 + 大分県

どこへでも駆けつけます

※エリア外の依頼もご相談いたします

お電話でお問い合わせの方

お見積り依頼、ご質問や相談相談など
お気軽にお問い合わせください。

0120-664-368

年中無休 24時間受付

WEBからお問い合わせの方

お問い合わせ頂いてから、1日以内に
メールにてご返信いたします。

お問い合わせフォーム
電話アイコン

お急ぎの方はお電話から

タップで発信