• 片付け・ゴミ屋敷

大量のごみはどう処分する?効率的なごみの片付け方とは

大量のごみはどう処分する?効率的なごみの片付け方とは

部屋が汚部屋になってしまったり、ごみ屋敷になってしまうのは、ごみの片付け方が効率的ではないために部屋にごみが溜まりやすい状況になっていることが要因のひとつであることが多いです。裏を返せば、ごみの効率的な片付け方を熟知し実行することができれば、その分部屋をきれいに保ちやすくなります。

そこで今回は、効率的なごみの片付け方について、日常的に意識できることと、大掃除の時に意識すると良いポイントに分けて、分かりやすく解説していきます。

日常的なごみの片付け方のポイント

日常的なごみの片付け方のポイント

① ごみは日常的に分別をしておく

効率的にごみを片付けるためには、日常的に分別を徹底することがとても重要です。分別を後回しにしてしまうと、ごみを捨てる際の分別作業が面倒になり、サボってしまう原因になってしまいます。捨てる段階できちんと分別をしておけば、後は自治体が定めた回収日にごみを捨てるだけになるので、日常的に無理なくごみを捨てることができます。

日常的にごみを分別するためには、ごみの種別ごとにごみ箱を用意するのが有効な手段となります。「燃えるごみ」「燃えないごみ」「ペットボトル」「ビン」「カン」の5種類は、それぞれ専用のごみ箱を用意すると良いでしょう。

ごみ箱を用意する際には、ごみの排出量に合ったサイズのごみ箱を選ぶことが重要です。ごみ箱が小さすぎるとごみが溢れてしまい部屋が散らかる原因になりますし、逆に大きすぎるとごみ排出のペースが落ち、害虫等の発生源となってしまう可能性があります。また、衛生的な観点から、なるべく蓋つきのごみ箱を使うことをおすすめします。

② ごみ箱には必ずごみ袋をセットして使う

意外と見落としがちなポイントですが、ごみ箱には必ずごみ袋をセットして使うようにしましょう。ごみ箱にダイレクトにごみを捨て、ごみが溜まってからごみ袋に移すというやり方もありますが、これだとごみ袋に移す作業が面倒で非効率であるほか、例えばスナック菓子のカスやコーヒーミルクの雫など、細かなごみや液体がきちんと処理できずに部屋が汚れてしまう可能性があります。

最も理想的なのは、自治体が指定するごみ袋を、そのサイズにピッタリ合うごみ箱にセットして使うやり方です。このやり方であれば、ごみが溜まったらごみ袋ごと取り出し、開け口を縛ればすぐに排出することができます。売られているごみ箱の多くは何リットルに対応しているかが決まっているので、それを確認してごみ箱を購入することをおすすめします。

③ ごみ回収日カレンダーを目に見えるところに貼りだす

ごみ回収日カレンダーを目に見えるところに貼りだすことも、日常的なごみの片付けには重要なポイントです。ごみ回収日カレンダーを日頃から目にすることで、自然とごみ回収日を意識するようになり、日常的にごみを排出する行動につながります。

ごみ回収日カレンダーは自体体から配布されるほか、ホームページでダウンロードできるところがほとんどです。冷蔵庫や玄関など、日常的に目に入りやすい場所に貼りだすと良いでしょう。

大掃除の時のご片付け方のポイント

大掃除の時のご片付け方のポイント

明らかなごみを片っ端からごみ袋に放り込んでいこう

大掃除の時のごみの片付けは、まずはごみ袋を片手に部屋の中を見渡して「明らかなごみ」から片っ端にごみ袋に放り込んでいくことから始めましょう。この際も、日常的なごみの片付けと同様、ごみを分別しながら放り込んでいくことをおすすめします。一度放り込んだごみを後から分別しようとすると、部屋が散らかってしまう要因になるからです。

最初は「燃えるごみ」

次に「ペットボトル・缶・ビン」 

最後に「燃えないごみ」

といった具合に、量の多そうなごみから放り込んでいくことをおすすめします。また、大掃除の時のごみ袋は、45リットルなどのなるべく大きなサイズのものを用いると、後からごみ集積所に持って行く時に効率的に運べるのでおすすめです。

ペットボトル・缶・ビンの片付け方

ペットボトル・缶・ビンを資源ごみとして排出する際には、ラベルを剥がしたり、中身が入っていればそれを捨てる作業が必要になります。そのため、まずは洗濯かごや段ボールなどに種類ごとに集めてから、それぞれ処理をしていくやり方が効率的です。

ペットボトルと缶については、潰してなるべく小さくすると、少ないごみ袋で大量のごみを捨てることができます。床に新聞紙を敷くなどし、スリッパ等を履いた状態で踏みつぶすと、楽に潰すことができるのでおすすめです。また、ペットボトルや缶を潰すための道具をホームセンター等で購入することもできます。

また、ペットボトルとビンの中身を洗う際には、飲み口を下にし円を描くように動かすと、内部でうずまきの水流が発生し、水を素早く流すことができるので、ぜひ試してみてください。

粗大ごみの片付け方

カラーボックスや本棚、ベッドなどの家具類を捨てる際には、できれば解体してから捨てることをおすすめします。そのままだと持ち運びが大変なのと、解体してサイズを小さくすれば少ない手数料で排出できたり、燃えるごみとして出せる可能性もあるためです。ノコギリでカットするまでしなくとも、ネジで留めてあるものを分解するだけでも十分です。

また、集積場に出せばよい燃えるごみなどとは異なり、粗大ごみの排出ルールは自治体によって違いがあるので、必ずそれを確認するようにしましょう。例えば、エバーグリーンの本社がある木更津市では、家庭の粗大ごみはクリーンセンターに電話予約をして戸別収集を依頼するルールになっています。自治体によってはシール状の排出券を買って粗大ごみに貼るルールになっているところもあるので、注意してください。

ごみか否かの判断に迷った場合の考え方

明らかなごみをあらかた片付けていくと、段々と「ごみか否かの判断に迷う」ようなものが出てきます。そうした場合、以下の3つの基準で判断すると、部屋を綺麗に片付けられるのでおすすめです。

<基準その1.1年以上使っていないものは処分する>

1年以上使っていないものは、生活には不要なものと言うことができるので、たとえ「まだ使える状態」であっても捨てることを検討しましょう。特によく見ていただきたいのが「衣服類」です。衣服類は購入する時にはかさばらず、かつ買う時には「これは着る!」と思って購入するものなので、気付かないうちに大量にストックされてしまう性質があります。

<基準その2.複数あるものは使う分だけを残す(予備を持たない)>

多くの物は、基本的には多くとも家族の人数分あれば足りるはずです。例えばお茶碗やコップなどの食器類は、いくつもあったとしても食事の時にはそれぞれ1つずつしか使いません。お客さんが頻繁に尋ねてくるような場合は予備があっても良いですが、そうでない場合は余計な分を処分しましょう。

<基準その3.また手に入れられるものは処分してよい>

例えば「これは絶対読みたい!」と思って購入したけど、結局読んでいない本があるとします。ずっと読んでいないけど「読みたい」気持ちは強かっただけに、中々処分する踏ん切りがつかなかったりしますが、そもそも「本」であれば絶版になっていない限り、一度処分してもまた買い直すことができます。このように「その気になればまた手に入れられるもの」は思い切って処分してしまいましょう。

大量のごみをいっぺんに処分する方法

ごみをいっぺんに処分する方法

自治体に収集を依頼する

汚部屋やごみ屋敷などを片付けた際に発生するような大量のごみの処分は、自治体が「臨時収集」を行なっていれば、それを依頼する方法が便利です。臨時収集のルールや申し込み方は自治体によって違いがあるので、居住する自治体のホームページ等を確認するようにしましょう。

自治体のごみ処理施設に直接持ち込む

自動車を持っている場合には、自治体のごみ処理施設に直接持ち込むという方法もあります。こちらの方法も自治体や施設ごとにそれぞれルールがありますが、基本的にはごみの重さや量に従って料金を払う方式であることが多いです。ごみ処理施設で回収してもらえるごみの種類も、自治体や施設によって異なるので、あらかじめ確認しておくと良いでしょう。

専門業者に依頼する

ごみの回収を専門に請け負っている業者に依頼するのも有効な手段です。ただし、ここで知っておいていただきたいのが、ごみの回収には「一般廃棄物収集運搬許可」が必要である、という点です。

きちんとした業者がごみの回収を行なう際には、業者自身がこの許可を得ているか、もしくは許可を持つ別の業者にごみの「回収」のみ依頼する方法をとります。一方で悪質な業者の場合、このような適正な処置をせずに不法投棄を行なったりします。ところが不法投棄が発覚した場合、実は業者だけではなく、ごみの元々の持ち主も罰則を受ける可能性もあるのです。ごみの回収を業者に依頼する際には、許可の所持も含め「どのように処分するのか」を必ず尋ねるようにしてください。

エバーグリーンは、ごみの回収や買い取り、清掃、特殊清掃に必要な各種許可や資格等を有しており、荷物の整理・整頓から大量の不要物の処理、各種特殊清掃に至るまで、様々な片付け・清掃作業を承っております。

片付け・清掃作業についてお悩みの方はぜひ、エバーグリーンまでご相談ください。

大邑政勝

この記事について

監修

大邑政勝

  • 家財整理専門会社エバーグリーン 代表
  • 一般社団法人 家財整理相談窓口 理事
  • 一般社団法人 日本特殊清掃隊 理事

特殊清掃、遺品整理、火災現場復旧など10年にわたる現場経験と多種の資格を有し、豊富なノウハウで顧客第一のサービスの提供に努める。

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