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孤独死は若者にも増えている|20代・30代の孤独死の原因・特徴・予防策を解説

孤独死は若者にも増えている|20代・30代の孤独死の原因・特徴・予防策を解説

「孤独死は高齢者の問題」──そう思っている方が多いかもしれませんが、実は若者の孤独死が年々増加しています。業界団体の調査では、孤独死全体の約3〜5%を29歳以下の若者が占めており、20代の死因の中で自殺が最も多いという深刻な実態が報告されています。若者の孤独死の背景には、社会的孤立、経済的困窮、精神的ストレスの3つが複雑に絡み合っています。

本記事では、若者の孤独死の実態と最新データ、孤独死に至る5つの原因、孤独死しやすい若者の特徴、家族や周囲ができる具体的な予防策、そして万が一孤独死が発生した場合の適切な対応まで、特殊清掃の専門家の視点を交えながら詳しく解説します。

若者の孤独死は増えている|最新データから見る実態

若者の孤独死がどの程度深刻な問題なのか、最新の調査データをもとに実態を確認しましょう。

20代・30代の孤独死件数と割合

一般社団法人日本少額短期保険協会孤独死対策委員会の「第9回孤独死現状レポート」によると、2015年4月〜2024年3月に集計された孤独死事例のうち、29歳以下の若者は全体の約3.2%(326人)を占めています。また、孤独死全体の約40%は50代以下の現役世代で発生しており、若者の孤独死は決して稀なケースではありません。さらに、若者の孤独死の男女比を見ると、20代女性の割合が全年代と比較して高いという特徴もあります。

若者の孤独死の死因は自殺が突出して多い

孤独死全体の死因は病死が約62%を占めますが、若者の孤独死では自殺の割合が突出して高いのが特徴です。厚生労働省の統計では、20代の死因の第1位が自殺であり、孤独死のうち20代では26.3%、30代では24.7%が自殺によるものとされています。若者の孤独死の対策を考えるうえで、この「自殺との密接な関係」は無視できない重要なポイントです。

若者が孤独死に至る5つの原因

若者の孤独死は、複数の原因が複雑に絡み合って発生します。ここでは、特に若者に多く見られる5つの原因を解説します。

社会的孤立と人間関係の希薄化

進学や就職を機に実家を離れ、一人暮らしを始める若者は多くいます。新しい環境で人間関係を構築できなかったり、職場でのハラスメントやいじめにより孤立してしまったりすると、体調の急変時に助けを求められる人がいない状態に陥ります。SNSでのつながりは多くても、現実の生活で頼れる関係がなければ、若者の孤独死のリスクは高まります。

経済的困窮と貧困

若者の孤独死の大きな要因の一つが経済的困窮です。非正規雇用の増加、学生のアルバイト依存、就職しても早期離職するケースなど、若者が経済的に不安定な状況に置かれやすい構造があります。光熱費や家賃の支払いが滞り、十分な食事や医療を受けられなくなることで、健康状態が悪化し、最悪の場合は自ら命を絶ってしまうケースも少なくありません。実際に20代の孤独死現場では、光熱費の請求書が大量に見つかることもあると報告されています。

精神疾患・メンタルヘルスの問題

うつ病、適応障害、パニック障害、摂食障害など、精神疾患を抱える若者は増加傾向にあります。精神的な不調により外出や人との交流が困難になり、社会との接点を失ってセルフネグレクト状態に陥ることがあります。精神疾患は若者の孤独死の直接的な引き金にも、間接的なリスク要因にもなる深刻な問題です。

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急な体調急変と一人暮らしのリスク

若者であっても、脳卒中や心筋梗塞、不整脈などの突然死は起こり得ます。「若くて健康だから大丈夫」という過信が、若者の孤独死のリスクを見えにくくしている側面があります。一人暮らしで体調が急変した場合、助けを呼ぶ間もなく意識を失い、そのまま誰にも発見されないまま亡くなるケースが報告されています。

SNSやネット依存による現実社会との断絶

若者世代はSNSやオンラインゲームなどデジタル空間でのつながりが豊富ですが、それが現実社会での人間関係の代替になるとは限りません。ネット上では活発にコミュニケーションを取っていても、体調が悪くなったときに物理的に駆けつけてくれる人がいなければ、若者の孤独死を防ぐことはできません。むしろ、デジタル空間への没入が現実の人間関係を希薄にし、孤立を深める要因になることもあります。

孤独死しやすい若者の特徴

若者の孤独死のリスクが高い人には、いくつかの共通する特徴があります。

未婚で一人暮らしをしている

若者の孤独死のほとんどが未婚の一人暮らしで発生しています。パートナーや同居人がいれば体調の変化に気づいてもらえる可能性がありますが、一人暮らしではすべてを自分で管理しなければなりません。

家族や友人との連絡が途絶えている

実家の家族や友人との連絡が極端に少ない、あるいは途絶えている状態は、若者の孤独死のリスクが高いサインです。定期的な連絡がなければ、異変に気づくまでに長期間を要し、発見の遅れにつながります。

仕事を辞めた・失業中・引きこもり状態にある

仕事を辞めて社会との接点を失った若者や、引きこもり状態にある若者は、外部からの安否確認の機会が極めて少なくなります。社会とのつながりが「職場」だけに限定されていた場合、退職と同時に完全な孤立状態に陥ることがあり、若者の孤独死のリスクが一気に高まります。

若者の孤独死を防ぐための具体的な予防策

若者の孤独死は、周囲のちょっとした心がけで防げるケースも多くあります。本人・家族・社会それぞれの立場からできる対策を紹介します。

本人ができること

まず、家族や友人と定期的に連絡を取る習慣を維持しましょう。たとえLINEの一言メッセージであっても、「生存確認」としての役割を果たします。精神的に辛いと感じたら、一人で抱え込まず、メンタルヘルスの相談窓口や医療機関を利用してください。経済的に困窮している場合は、自治体の生活困窮者自立支援制度や社会福祉協議会の緊急小口資金などの公的支援を活用することも重要です。

家族ができること

一人暮らしの子どもや兄弟姉妹との連絡を定期的に取りましょう。連絡の頻度が急に減った、返信がなくなった、電話に出なくなったといった変化は、若者の孤独死につながるSOSのサインかもしれません。連絡がつかない場合は、すぐに自宅を訪問するか、管理会社に安否確認を依頼してください。「連絡が来ないのは元気な証拠」と楽観せず、行動に移すことが若者の孤独死を防ぐ最大の対策です。

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社会全体で取り組むべきこと

若者の孤独死を減少させるためには、社会全体での取り組みも不可欠です。職場におけるメンタルヘルスケアの充実、孤立しやすい若者への相談支援の拡充、貧困問題への対策強化、そして「孤独死は若者にも起こる」という認知の拡大が求められています。近年は一部の自治体で若年単身者向けの見守り事業も始まっており、こうした取り組みの全国的な展開が期待されます。

若者の孤独死が発生した場合の対応

若者の孤独死が発生した場合も、高齢者の孤独死と同様に、特殊清掃による原状回復が必要になるケースがあります。特に自殺の場合は血液の除去や精神的に繊細な対応が求められるため、経験豊富な専門業者への依頼が不可欠です。

エバーグリーンは、孤独死現場の特殊清掃・消臭・原状回復・リフォームをワンストップで対応する専門会社として10年以上の実績を持っています。若者の孤独死現場にも数多く対応してきた経験があり、ご遺族の心情に配慮した丁寧な対応を心がけています。24時間365日対応の無料相談で、突然のことにお困りのご家族をサポートいたします。

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まとめ

若者の孤独死は、高齢者の問題というイメージとは裏腹に年々増加しており、全体の約3〜5%を29歳以下が占めています。特に若者の孤独死は自殺の割合が高く、社会的孤立、経済的困窮、精神疾患が複合的に絡み合って発生するのが特徴です。未婚で一人暮らし、家族との連絡が途絶えている、仕事を辞めて社会との接点を失っているといった状況は、若者の孤独死のリスクが高いサインです。

若者の孤独死を防ぐためには、本人が定期的な連絡やSOSの発信を心がけること、家族が積極的にコミュニケーションを取り異変に気づく感度を高めること、そして社会全体でメンタルヘルスケアや貧困対策に取り組むことが重要です。万が一孤独死が発生した場合は、速やかにエバーグリーンにご相談ください。24時間365日対応の特殊清掃で、ご遺族の負担を最小限に抑え、迅速な原状回復をサポートいたします。

大邑政勝

この記事について

監修

大邑政勝

  • 家財整理専門会社エバーグリーン 代表
  • 一般社団法人 家財整理相談窓口 理事
  • 一般社団法人 日本特殊清掃隊 理事

特殊清掃、遺品整理、火災現場復旧など10年にわたる現場経験と多種の資格を有し、豊富なノウハウで顧客第一のサービスの提供に努める。

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