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孤独死が起きた部屋の死臭はどうやって除去するのか解説

孤独死が起きた部屋の死臭はどうやって除去するのか解説

エバーグリーンでは「孤独死」の現場における特殊清掃の作業を承っております。孤独死が起きた現場において重要な作業のひとつが「死臭」に対する処置です。

死臭は、日常生活ではおよそ嗅ぐことがない、かなり強烈な臭いです。適切な処置による徹底した脱臭を行なわないと、臭いが残り続けたり、消えたと思ってもまたぶり返してくることになります。

そこで今回は、死臭という臭いがどういうものか解説するとともに、徹底した消臭のために専門業者が行なっている死臭除去の作業工程についてご紹介します。

「死臭」の正体

死臭はどういう臭い?

死後、数週間や数ヶ月が経ったご遺体が腐敗すると、「死臭」と呼ばれる異臭がするようになります。

死臭とはどういった臭いなのか?と問われれば、様々な表現の仕方ができます。よく言われるのは「くさややチーズ、生ごみの腐った臭い」という表現ですが、ほかにも「牛乳やヨーグルトなどの乳製品が腐った臭い」、「尿を発酵させたような臭い」、「古くなった醤油の臭い」、あるいは「複数の種類の野菜を混ぜ合わせて砕いたような臭い」といったような表現もできます。

なぜ、このように様々な表現があるのかというと、一言で「ご遺体」といっても、性別や年齢、体格など、お身体の状態に様々な違いがあるためです。また、ご遺体が発見される環境や季節などによってご遺体の変化の仕方も変わり、死臭にも違いが表れます。

いずれにしろ、死臭は日常生活ではおよそ嗅ぐことがない、かなり強烈な臭いです。例えば夏場に誤って食肉を腐らせてしまった時。その腐敗臭は強烈なものですが、たかだか数100gの食肉と比べて、ご遺体は何10kgもの重さ(≒大きさ)があります。臭いの発生源となるご遺体が大きいからこそ、発生する臭いも段違いに強烈になるのです。

死臭はいつ、どのように発生する?

ご遺体の腐敗は、腸内細菌や常在菌などの微生物が死後、血管内に入り込み、増殖しながら全身に広がっていき、ご遺体の有機物が分解されていくことで発生します。そのため、腐敗として目に見えて分かる変化は死後2~4日あたりから始まることが多く、死臭もそのあたりから強まっていきます。

腐敗の進行度合いは、様々な要因により影響を受けます。例えば、空気中と水中で比べると、水中の方が空気中の2倍ほどの速さで腐敗が進みます。ほかにも、温度が高い(25度以上)であると腐敗の進行が速まる一方で、逆に低い(5度以下)になると腐敗進行は抑制されます。

ちなみに、全てのご遺体が腐敗をするわけではありません。特殊な環境下に置かれた場合、ご遺体は腐敗以外の状態変化を起こします。いわゆる「ミイラ」も、腐敗以外の変化のひとつです。

部屋の死臭がなかなか除去しきれない理由

ご遺体から発生して室内に染み付いた死臭は、一般的な芳香剤や消臭剤、空気清浄機などでは、取り除くことはまず不可能です。

その理由は、死臭の発生原因である体液や血液にあります。というのも、人間の体液や血液には油分が含まれているため、水分が蒸発しても臭いの発生原因になっている物質がずっと残ってしまうのです。

また、体液や血液は液体であるため、見かけ以上に床や壁の奥底に染みわたります。フローリングだけではなく、その下にある床板や、床板を支える根太、断熱材にまで浸透していることもあります。消臭剤で臭いを消したり、空気清浄機で空気を綺麗にしたとしても、発生源である体液や血液そのものを徹底的に処置しない限りは、死臭を除去することは出来ないのです。

例えばアパートでの孤独死現場では、低コストで済ませるために管理人さんご自身で消臭剤等により消臭作業を試みる、というケースも見られます。しかし、結局はほとんどの方が、弊社のような専門業者に「死臭が取れない」とのご依頼やご相談を寄せることになります。

死臭を除去するために専門業者が行う作業

専門業者の作業工程

一般的な消臭剤や空気清浄機では太刀打ちできない死臭。それでは、専門業者はどのようにして死臭を除去するのでしょうか?弊社エバーグリーンが行なっている作業を例に解説します。

① 感染予防のための装備、消毒剤・消臭剤の散布

室内に残った体液や血液には、細菌類等が含まれているため、感染を防ぐための措置が必要になります。そのため作業を行うスタッフは、必ず作業に入る前に防護服・シューズカバー・手袋・防毒マスクを装着します。また、室内に強力な除菌・消毒剤、消臭剤をくまなく散布します。現場の異臭の状況によってはオゾン脱臭器による徹底した消臭を行ないます。

② 室内から家具やゴミを運び出す

死臭は、床や壁といった室内の構造部分だけではなく、家具やゴミにも染みついています。そのため、まずはそれらを運び出す作業から始めます。この際、貴重品や故人様の思い出の品などの遺品は廃棄するものとは別にまとめておき、ご遺族にお部屋をご確認いただく際にお渡しするか、郵送にてお送りいたします。

③ 床や壁などに残った体液・血液の除去

床にこびりついた体液を除去する様子

家具やゴミの運び出しが終わり、室内があらかた整理できたら、床や壁などに残った体液や血液を除去する作業を行ないます。体液や血液を効率よく、かつ丁寧に除去していくために、エバーグリーンでは次亜塩素酸ナトリウムや安定化二酸化塩素などの殺菌効果・洗浄効果のある薬剤を使用しています。

④ 汚染個所の解体・臭い止めの処置

悪質な業者の場合、見える部分だけの清掃を行うこともあるようですが、そのような簡易な対応では、臭いが残ったり後から腐食が発生するなど、施工後にも問題が残ってしまいます。

きちんとした専門業者であれば、体液や血液などによる汚染がどこまで広がっているか・染み込んでいるのかを確認し、汚染が床下・階下・壁の内部にも及んでいる場合には、その部分を解体し確実に汚染物を取り除く消臭処置を施します。

エバーグリーンには特殊清掃現場でのリフォーム作業を行うスタッフも在籍しており、汚染箇所の解体はもちろん、消臭処置後の床の張替え、クロスの張替えなどすべて自社スタッフが責任もって対応しています。

⑤ 高濃度オゾン発生装置による脱臭

オゾン発生機の設置。しっかりとした空調管理で消臭効果が大きく変わる

特殊清掃・遺品整理・搬出作業がすべて完了したら、高濃度オゾン発生装置による消臭「オゾンショックトリートメント法(OST法)」により、室内を徹底的に消臭します。

OST法とは、一般社団法人日本除菌脱臭サービス協会が推奨する消臭方法です。臭いの状況、空間、季節要因などを考慮した上で、規定の濃度を満たすオゾンを大風量で空間内に供給することで、空間内のオゾンと臭気物質の反応を活性化し、高い脱臭力を実現します。

エバーグリーンは日本除菌脱臭サービス協会より「OST脱臭技術者」の認定を受けた業者であり、専門知識を習得したスタッフが適切な作業を行なっています。また装置は、現在もっとも効果が高いとされる「Ecozone Technologies社」製のものを使用しています。

周囲に対する配慮

孤独死が起きて死臭が発生している現場での作業においては、周囲に対する配慮が非常に重要になります。

エバーグリーンでは周囲への影響を考慮して、臭いの強さが一定以上のレベルに下がるまでは、窓やドアを開けて換気をしながら作業することはしません。また、アパートの現場室内から物やゴミを運び出す際にも、エレベーターを使わず階段を使用するなど、なるべく他の住人のご迷惑とならないよう配慮します。

さらに、エバーグリーンは、作業前と後に実際にニオイを嗅いで脱臭効果を確かめると同時に、臭気測定器を用いて臭気の数値が下がっているか計測することで、確実に脱臭が行えているかを確認します。ここまでやって初めて、お客様はもちろん周囲の方にもご迷惑とならない完全な消臭と言えます。

特殊清掃のご相談はエバーグリーンまでお寄せください

今回は、死臭という臭いがどういうものか解説するとともに、完全な消臭のために専門業者が行っている死臭除去の作業工程についてご紹介してきました。

特殊清掃の現場はどれひとつとっても同じような現場はありません。特殊清掃には廃棄物処理やリフォーム作業、臭い対策など専門性の高い技術が複数必要になります。また、遺品整理や供養など遺された方たちの負担・不安を取り除くサービスも不可欠です。

エバーグリーンの特殊清掃は、どんな悲惨な現場でも、専門知識と技術を活用した汚染除去・完全消臭により、徹底的に元の状態に戻します。特殊清掃歴10年・3000件以上の実績で培った技術と体制で、物件のオーナー様やご遺族の方たちに安心していただけるよう、誠意を込めて対応させていただきます。

特殊清掃のご相談はぜひ、エバーグリーンまでお寄せください。

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