Details 施工内容
- 害虫駆除
- 消毒・清掃
- 汚染場所の解体
- 特殊コーティング
- 遺品整理
スタッフの長谷川です。
今回は一軒家のトイレで孤独死された現場の特殊清掃のご依頼です。
現場は畑にかこまれた数件の住宅のうちの一軒でしたが、
家から10メートル以上離れた位置からでも確認ができるほどに
ハエが大量に発生しておりました。
お見積りの際にもある程度の害虫駆除は行いましたが、作業の前にまずはしっかりと害虫駆除をおこないました。
今回の物件は最終的には建物自体を解体する予定とのお話で、
解体までの間、近隣にご迷惑をおかけしない処置をしてほしいとのご依頼でした。
また、特殊清掃と同時にご遺品の整理もご依頼いただいており、
費用についてはご遺族の方がすべてご負担されるとのことでした。
保険を使わずに、遺品整理と特殊清掃の費用を全てを自費でご負担となると、
ご遺族の方の負担は相当なものになります。
可能な限り費用を抑えたいとのことでしたので、今回はオゾン消臭をしない形で施工方法を提案させていただきました。
幸い、害虫の量は多いものの臭気は家の外に漏れ出るほどではなく、
トイレ内の床の体液もそこまで多くはなく壁面や床下の汚染は少なかったため、
全体を念入りに清掃後、内装を剥がして特殊コーティングを施工することで臭気は抑えることが出来ました。
便器も撤去しています。
これで解体までの間ご近所にご迷惑をおかけすることはないと思われます。
今回は解体前提のためこのように施工しておりますが、
施工方法としては初期対応の内容になります。
本来トイレは空間が狭く流れ出した体液が便器の隙間や壁際の隙間から流れて
床下まで汚染されることが少なくありません。
隙間からしみ込んだ体液を見逃すと後々の臭気戻りの原因となってしまいます。
現状復旧や完全消臭を目的とした特殊清掃をするには床や壁の解体、オゾンでの消臭の検討が必要となります。
また、解体については必要な部分のみを適切に解体しないと、後々仕上げる際に余計な費用を支払うことにつながります。
弊社は解体業の許可をもっており専門のスタッフが施工をいたしますのでご安心ください。